[2023年度]
様々な事情により家族と離れて「児童養護施設」などの「社会的養護」の下で暮らす子どもたちは約4万2千人。その多くが高校卒業と同時に、たった一人で社会に巣立ち、経済的な困窮や孤立の悩みを抱えてきました。2022年6月、こうした若者たちの「自立支援」に関し、原則18歳(最長22歳)までとなっていた年齢上限を撤廃する「改正児童福祉法」が国会で成立し、2024年4月に施行されることになりました。
タイガーマスク基金が設立した10年前は、こうした制度改正の動きも少なく、「給付型奨学金」も存在しませんでした。たくさんの皆さまが、「自分の子どもだけ」でなく、「社会の子どもたち」に関心を持ってくださったおかげで、子どもたち・若者たちの環境も少しずつ改善されてきています。
今回のイベントでは、社会的養護の背景や制度をふり返りつつ、活動を支えてくださった皆さまに感謝を込めて、タイガーマスク基金が取り組んできた10年間の実績を報告させていただきます。一人でも多くの方にご参加いただくことで、子どもたち・若者たちの未来を変えることができます。どうぞお気軽にご参加ください。
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